シンガポールのコロナの規制・今後のことなど(2021年ナショナルデーを経て)

シンガポール文化
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筆者がナショナルデー(8月9日)を経験するのはシンガポールに移って今回で2回目。

この一年の筆者のシンガポールでの生活を振り返ると、コロナのこともあって、シンガポールという国家の方針や規制にどたばたと対応した一年でした。

シンガポールに住むみなさまも多かれ少なかれ影響があったのではないでしょうか。

いろいろな動画を聞き流しながら観てみて、遅ればせながらナショナルデーを経験することができたので今回はそれについてお話してみようと思います。

正確に言えば、I got a flavor of the Singapore National Dayっていう感じ。(趣をちょっとだけ味わうっていうか、そんな感じ。)

首相のスピーチでは、コロナの話、今後の労働ビザの話、人種の話が私は特に印象的でした。

そのことについてもこの記事の後半でお話しします。

ねこっち
ねこっち

ちなみに、筆者はシンガポール通じゃなく、ド素人!!そんな中で感じたことやメモしておきたいことを書き留めておきます。お手柔らかに・・・。

 

シンガポールのナショナルデーパレード テーマソング2021

今年のNational Dayのテーマソングがこちら。

有名な部分の歌詞だけ抜粋しますね。

See this island, every grain of sand

Hear this anthem, it’s the voices of our friends

Come whatever on the road ahead

We did it before, and we’ll do it again

(私たちのこの島を見て。砂の粒ひとつひとつまですみずみと。

この歌を聞いて。隣人みんなの声だよ。

私たちがこれから進む道に何が来ても大丈夫。

これまでも何とかしてきたじゃない。これからもそうするだけよ。)

()内は筆者による雰囲気での訳です。恐縮です。

もう、なんか、うわーーーっって感じ。(←語彙!!)

このパンデミックの中、シンガポールの国に住む人々一人一人や世界中の人々が悩んで怯えて勇気をもって一歩一歩を歩んで生きてきたんじゃないかとふと思い、切なくなりました。

柔らかでほっこりするアニメーションも素敵です。

 

Youtubeにコメントされていた某ムハンマドさんの言葉が素敵だったのでこちらに引用しますね。

I’m a foreigner, but that doesn’t stop me in falling in love with this song or this country over and over again. This song has all the elements that will make you so emotionally connect yourself with this current trying times. Kudos to the entire team who are behind this song 👏 👏👏 Let’s always be united to fight against this pandemic and come out with flying colors. Happy 56th National Day, Singapore!! 🇸🇬 Majula Singapura 🇸🇬

某ムハンマドさんに100%共感でございます。

National Day Allay2021の首相スピーチ

先日配信されたリー首相のスピーチがこちら。これも素晴らしい。

TEDみたいな雰囲気でユーモアも交えながら分かりやすくお話ししてくれます。

私、つくづく思うんです。シンガポール政府って「株式会社シンガポール」って感じに見えるんです。首相は社長。もしくは、「シンガポール高校」の校長先生。

 

世界の中の今のシンガポールの立ち位置、どこにむかっているのか、そのために具体的に何をしていくかや心構えを丁寧かつタイムリーに説明して国民をうまく導いてくれます。

一見議論しずらそうな外国人や人種の話もガンガン切り込んでいました。というか、シンガポールという国の特性上、外国人や人種の話は避けては通れないのでしょうね。

 

印象深かった話は以下です。

①シンガポールがコロナとどう付き合っていくか

デルタ株の感染力はすさまじくて感染者をゼロにすることはできない。今後、コロナはインフルエンザや水疱瘡みたいな扱いになっていく。規制緩和や他国との行き来も少しずつもとに戻すことが示唆された。

We are trying to reach you before the virus reaches you. Soon or later everyone meets the virus.

(コロナがあなたの身体に行く前に我々はがんばってあなたにワクチンを打ってもらうからね。遅かれ早かれウイルスはみんなのところにやってくる。そこでかかるかどうか・重症化するかどうかはワクチンを打っているかどうかが鍵となる。)

 ②就労ビザを持っている外国人に対する配慮

外国人がシンガポール人の仕事を奪っていると思って敵意を向けてはならない。

外国人の就労ビザ付与は今後、徐々に&確実に、さらに厳しくしていくという方針はある。(←ガーン…(*_*))

 

ただ、もうみんな分かっていると思うけれど競争はシンガポール国内にいる人たちの間だけじゃない。今となってはWork from homeは当たり前で、インターネットに繋げば世界中どこにいる人もどの国の労働力にでもなれる時代になった。

外国人がシンガポールで働いてくれることで、この国はたくさんの恩恵を受けている。就労ビザを持っている外国人もシンガポール人にとっては同僚であり、友人であり、隣人だ。

 

中には帰国できなかったり、逆に家族がシンガポールに入国できずに家族と離ればなれで会えないなどの困難に耐えている人もいる。

スーパーや医療現場の最前線でシンガポール人と一緒に肩を並べて働いてくれている人もいる。

 

こういった人たちに彼らを敵視しているという印象を与えてはならない。

③人種の話

シンガポールは差別をせずにアイディアや才能を受け入れる。

競争や変化をいとわないというメッセージを他国に示し続ける。

そうすることがシンガポールにとっていい結果を産む。

 

デルタ株由来のインド人への偏見、KTV由来のベトナム人への偏見、武漢由来の中国人への偏見は許されない。

総じて

正確には、話の切れ目やポイントは上記のとおりではないし他にもいくつかの重要なトピックが話されていました。

が、筆者がその中でも印象に残った話は主に以上の3点です。

また、最後に「ムスリムの女性がかぶっているトゥドンを公立の病院でナースが使用することを11月から許可する」というお話があり、彼らの言語でそのことを誇らしげに話すリー首相は圧巻でした。

 

優しいシンガポール人の中には、他の民族を大切にすることによって自分もこの場所に自信をもって受け入れられる・・・といったような感覚があるのではないかと思います。

シンガポールのコロナの規制・今後のことなど まとめ

今回は2021年のナショナルデーのテーマソングやリー首相のスピーチで印象に残った個所についてお話ししました。

この国は良いリーダーを持っているなとつくづくうらやましくなります

個人的には、ワクチンを打って生活が元に戻っていってもワクチンを打てない子どもたちはどうなるのかと不安です。

まだまだ気が重いことも多い世の中ですが、どうかみなさまご無事でお元気でお過ごしください。

 

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