バックグラウンドチェック(前職調査)を受けた感想【期間・提出物・気を付けること】

駐在前準備
この記事は約5分で読めます。

今のシンガポールの会社に転職する際にBackground check (前職調査)というものを受けました。なんだかドタバタしたので自分への反省も踏まえてそのときの話を気をつけることとともに備忘録的に書きます。

主人が先に赴任している中で駐在引っ越し準備、子育て、そして転職準備。このバックグラウンドチェックは意外と重く感じました~(汗)

Background check (前職調査)とは何か

Background check (前職調査)とは、これから雇用する人間に対して履歴書の内容が合っているかや経歴や身元が嘘偽りないかを調査する事を指します。調査を専門にやっている第三者にお願いすることが多いようです。

Background screeningと言い換えられることもあります。

私が受けたBackground check (前職調査)の流れ

履歴書などを出してインタビューをしてほぼ採用が決まりかけたとき、まずBackground check (前職調査)とは何かということを雇用先が説明してくれました。また、第三者機関からも説明のビデオを見せられました。

ビデオは英語でしたが内容としては「え!バックグラウンドチェック!?驚くよね!怖がらなくても大丈夫!ただ情報があってるか確認するだけだよ〜」みたいな旨のものでした。

その後、指定のサイトに書類をアップロードする流れです。

バックグラウンドチェックの対象となっていたのは

  • 身元調査(住所や国籍など)
  • 学歴調査(最高学歴のもの。私だったら大学)
  • 職歴調査(過去10年分の職歴、給与)
  • リファレンスチェック(一緒に働いたことがある働きぶりがわかる人の連絡先。電話やメールで確認が入る)
  • その他の書類(24時間以内に出すように指示されました)

けっこう大変です。私の場合、日本からの引越し準備&子どもをみながら&普通に働きながら、隙間時間を縫ってやってたから大変に感じたのかも。

バックグラウンドチェックで提出した主な資料

Education Certificates

卒業証明書のことです。手元にあったのでスムーズに提出できました。

Proof of employment

いつからいつまでその会社に在籍していたかがわかる書類です。

私が出したのは現職の雇用契約書、過去の源泉徴収票、国民年金支払い履歴、過去の離職票です。

国民年金支払い履歴は手元に書類がなくてもオンラインで見れるように申請してスクショを送ればオッケーでした。ただし申請してから使えるようになるまで数日時間がかかります。(私が手続きしたときははがきでオンライン閲覧用のパスワードが来る仕組みでした。)

Current referral contacts

一緒に働いていた人に第三者機関から電話やメールで連絡が入ります。第三者機関に提出する書類の中に過去勤務した会社やリファラル連絡先を書く欄があります。

この時点で私は2社で働いていたことになっていたので前職の上司だった役員の名前と前職の会社の人事連絡先、現職の部長の名前と現職の部長の連絡先

を記載しました。正直前職の元上司だった役員はこの会社を退職して別の会社で役員をしていたのですが個人的に繋がりはあったのでもしその元上司に連絡が必要な場合はフォローしよう、連絡行かないといいなという気持ちで書きました。

現職の部長に関してはあらかじめ、バックグラウンドチェックを受けるのでリファラルとして協力していただく事をお願いしました。外資系の経験が豊富な方で違和感がなかったからかすんなりOKをもらいました。

その後、実際に現職の部長に第三者機関から連絡が行きました。第三者機関から「リファラルの人が電話に出ないので出るように言ってください。メールもしましたがメールの返信もありません。」という旨の連絡が私に来ました。

「一日中ミーティングでものすごく忙しい人だから電話には出れない時が多いかも。メール転送してくれますか?私からそのメールを送ってリマインドします」とお願いすると、

「このメールは本人には送れません。メールに返信するようリファラルの人に促してください。」との返事。いったいどんな内容だったのか。

仕方がないので申し訳ないながら部長にチャットして(当時はTeamsでなくSkype)、部長は快く「やっておくよ〜」という感じで返信してくださいました。

いつ終わったか?

この一連の流れを2週間前後で終える必要がありました。おそらく委託された第三者機関の担当者にも期限が課せられていたのだと思います。「あと〇〇日しかありません」など言われます。こちらとしてもバックグラウンドチェックが滞るということは何か問題があったのか?と新しい雇用主に想像させたくはないし、気持ちが焦ります(苦笑)

最終的に私はいつ終わったかが明確に分からなかったので雇用先に「バックグラウンドチェックってもう終わったんですか?」と確認を入れました。「実は終わってるよ」という回答を得て安心しました。

バックグラウンドチェックで気をつけること

自分の経験から、今後外資の会社に転職する可能性やバックグラウンドチェックされる可能性がある人は次のことに気をつけるといいのではないかという点をあげます。

過去の離職票、雇用契約書、源泉徴収票は全て保管

言われなくてもやってるよ!という方も多いでしょうが、念のため。

すぐに取り出せるようにどこかに保管していたほうがいいです。

実際にバックグラウンドチェックを受けるときは早めに取りかかる

取り寄せに日数がかかる書類もあると思います。リファラルのお願いをする時間もいるかと思います。

早めに取りかかって、もし問題や相談事があれば第三者機関のコンタクト先にすぐに連絡をとり対応した方が安心です。

レジュメ(履歴書) に嘘は書かない

意図的に嘘を書く人がいるかどうかわかりませんが、あきらかな齟齬があればどうして?と思われるでしょう。

さいごに

バックグラウンドチェックについて書かれているブログってあんまりないなと思って自分の経験を書いてみました。確認のポイントは本人情報や履歴書、職歴に虚偽がないかという点が基本だと思うので一つ一つ丁寧に対応すればいいかと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました