シンガポール駐在で家探し!コンドミニアムの選び方解説と駐在妻の住んだ感想

コンド
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シンガポールの駐在決定!さぁ、住む家を探そうと思ったとき、多くの駐在員はHDB(公営住宅)でなくコンドミニアムを探すと思います。当初これらの違いをよく知らなかった私は、そこそこ広くて設備が良ければどっちでもいいと思っていましたが、主人は、

コンドミニアムだと、セキュリティもHDBより良いだろうし、共有施設も楽しめるよ。どちらか選べるならコンドミニアムがいいよ。

と言っていました。そこで、色々試行錯誤した結果、満足いく物件に巡り合えました。駐在員の賃貸コンドミニアム選びに考慮するべきポイントを経験を元にお伝えします。

この記事を読むことで、次のことが分かります。

・コンドミニアムのおすすめの探し方
・コンドミニアムを選ぶときに多くの先輩駐在妻が重視したポイント
・HBDでもいいかなと思っていた筆者が実際にコンドミニアムに住んだ感想

家探しって大変だけれど楽しい!

ゴールは、家族みんながハッピーに暮らせる家を見つけること!

なお、以下お話しすることはあくまで個人の所感です。(笑) それでは、さっそく行きましょう!

家・コンドミニアムの探し方:Step 1 エリア

多くの日本での家探しと同様、まずエリアをイメージ→具体的な物件を探すという流れになるかと思います。

シンガポールのエリア概要

セントラルエリア(中でもCBD周辺と呼ばれるのは一番まちなかのエリアです)、ノースエリア、イーストエリア、ウエストエリア、ノースイーストエリア、ノースウエストエリアなどがあります
エリアごとの特徴などを紹介しているウェブサイトもありますが、参考程度にしておいて、実際の生活をイメージしながらエリアを探すのが良いのではないかと個人的には思います。
じゃあ、実際の生活をイメージしながら探すってどういうことかというと、具体的には次のポイントです。

エリア決めポイント① 職場・学校への利便性

あまりにも職場から遠いと大変です。家族みんなが生活を送りやすいロケーションを考慮するのがいいでしょう。

  • 夫の職場は近いか
  • 妻も働くなら妻の職場には近いか
  • 希望している保育園があるか
  • 希望している幼稚園や学校のバス停留所が近くにあるか

等々!

エリア決めポイント② 都会派?田舎派?

都会に住むと、職場やショッピング街、観光地にすぐアクセスできて便利です。習い事の選択肢も豊富。逆に、のんびり派はちょっとセントラルから離れたところにも目を向けるといいでしょう。
東京と同じで、セントラルに近づくほど家賃相場は上がります。逆に、セントラルから遠ざかると同じ金額でも広い部屋に住めたり、設備が良かったり

エリア決めポイント③ 周りになくてはならない設備は?

暮らしていくのに何が必要でしょうか。例えば次のようなものがあげられます。
  • ショッピングモール
  • スーパー
  • ドンキなど日本食に強いスーパー
  • 公園
  • 図書館
  • 病院

全てを満たしていなくても、これがあったらいいなというイメージを持っておくと物件を絞りやすいでしょう。

エリアのイメージがついてきたら、物件です

家・コンドミニアムの探し方:Step 2 物件

コンドミニアムを探す① コンドミニアムを探すサイト「Property Gru」を知る

物件はProperty Gruという日本でいうスーモのようなサイトを使って探すのが一般的です。

Property Gruのサイトはこちら

使い方は、簡単。初めの画面だと購入用の「BUY」になっているので「RENT」を選択して、駅・家賃・ベッドルームの数などで条件を絞って検索すればOKです。

こちらの記事にProperty Gruの使い方をまとめました。実際にJurong Eastで4000ドル(32万円/月)の家賃だとどんな物件があるかを調べる方法をステップ・バイ・ステップで解説しています。

コンドミニアムを探す② 先輩駐妻たちから聞いた!気を付ける物件選びポイント

ライフスタイルによって考慮するポイントは様々ですが、ここでは一般的なファミリー層が考慮するポイントを挙げます。

  • 階数(低層階だと騒がしいし、虫も多いという噂)
  • ベッドルームの数はいくつ必要か
  • 浴槽は必要か
  • トイレ・シャワーの数はいくつ必要か
  • 周囲に建設中の物件はないか
  • 新築ではないか(新築だと設備の欠陥が多いそう。3~5年経って欠陥が修理され落ち着いた物件がねらい目)
  • キッチンの設備(コンロの数、オーブン、電子レンジ、カウンターキッチンがあるかなど)
  • 家具付きかそうでないか(家具付きの物件も多い)
  • 間取り(リビングとベッドルームが近いと寝室で寝てる人が騒がしく感じるかも、など)
  • 共有施設はどのようなものがあるか(プール、テニスコート、バーベキューピットなど)
ねこっち
ねこっち

低層階だと騒がしいと上に書いたけれど、低層階が並ぶコンドも素敵であこがれるニャ。

会社の規定により家具付きでないと借りれないという駐在員もいます。家具付きでない物件でも、オーナーさんと交渉して家具を備え付けてもらう道もあります

 

逆に、私の同僚の過去の駐在員は家具付きだと好きなテイストにできないから自分で現地で家具を揃えたという人もいました。資金に余裕がある場合はこれもありかも。

夫が先にいて妻は日本にいる場合のコンドミニアム内覧時のポイント

夫が先にシンガポール入りしてホテル暮らしをしている中、妻は1ヶ月後くらいにいろいろな手続きをしてシンガポール入りするというパターンは結構あります。

夫婦が遠隔で内覧するにあたって、やってよかったことを先輩駐妻さんたちに聞きました。

・ラインで内覧時に撮った写真用のフォルダを作る
・ビデオをとる
・内覧時にラインやスカイプでビデオ通話をする

筆者も夫が先にシンガポール入りというパターンです。

筆者がやってもらって特に良かったのは、ビデオを撮ってもらったこと!ビデオ通話だとタイムリーに話せますが、後でどんなところだったっけ?と分からなくなります。

ビデオだと、後で見返せます。ビデオ撮影時に夫にやってほしかったことは、以下のことです。

・部屋に入る前に部屋の玄関を映しながら「○○というコンドミニアムに来ました。〇階です。」のようなコメントをいれてもらうこと
・玄関から各部屋をすべて一本のビデオで撮ってもらうこと
・カーテンを開けた状態で窓からの景色を映してもらうこと

筆者のコンドミニアム探し経験談

エリアについて

私たち夫婦が考えたポイントは以下の通り。

  • 主人の職場にも私の職場にもアクセスは良いか?
  • 近くに保育園はあるか?
  • どちらかと言えば緑の多い環境でのびのびと過ごしたい
  • できれば空港が近い方が旅行に便利そう
  • 周囲に無くてはならない施設は、病院、スーパー、公園。できれば図書館へのアクセスも良ければいいな

また、コンドミニアムのロケーションは、できれば駅から近いところが良いと思っていました。シンガポールは突然雨が降ることが多い!小さい子がいるので、移動は駅ちかの楽な方が良いな~と。

保育園や幼稚園にはスクールバスがあるところも多く、けっこう遠くからでも通えます。うちもけっこう遠くから通っています。が、その一方で徒歩圏で自分で送り迎えできる方が先生の顔も見れるしいいなぁ~と思っている自分もいます。悩むー。

コンドミニアムの設備について

全ての希望を満たす物件はなかなかないかもしれませんが、以下を重視しました。

MUST(絶対外せないもの!)
*浴槽。うちの子はお風呂好きなので
*ゲスト用ベッドルーム。泊まりに来る人もいるかもと思い
*トイレやシャワーは複数あるか。メイドさんを雇うことも視野に入れ
*プール、プレイグラウンドはどのようなものがあるか
*周囲に建設中の物件はないか。騒音は絶対やだと主人が言っていたので
WANT(できれば満たしたいと思っていたもの!)
ダストシューター(ゴミ出し口)は外。衛生的にそっちの方がよさそうだから

最終的に筆者が選んだコンドミニアムの家賃と共有設備

田舎のコンドミニアムに住んでいます。頻繁に売りませんかという案内がポストに来ますが、売れば億ションらしいです。(だいたい家族が住む大きさのコンドミニアムは億ションだと思います。日本で自分たちで暮らしていたら絶対出さない金額の家賃を会社が出してくれるのはありがたいです。)

共有施設は、プール、プレイグラウンド、ジム、テニスコート、バスケコート、学習室、卓球台、バーベキューピット、パター場などなどがあります。

実際に選んだコンドミニアムに住んでみた感想

駅にも濡れずに行けて、NTUC Fairpriceというスーパーやショッピングモールにもすぐに行ける点がものすごく気に入っています。
他には、のんびりした大きい公園が近くにあります。
HDBも周りにたくさんあって徒歩10分圏内にHDBにある屋外プレグラが10個近くあり、子どもを遊ばせるのに助かっています。(ただし暑いので昼過ぎに連れて行くのは無理!朝のうちに行きます^^;)
駐在妻さん同士の関係も気軽だし、いざという時は協力し合うし、関係性を築くのも強制ではないし、とても居心地がいいです。

設備が壊れることは多いのですが、総じて大満足!

余談:シンガポール人の間でもここに住んでるのはカッコいい!ってエリアはあるみたい

日本でも、「六本木のタワマン」と聞くと「かっこいい!」とか「お金持ち!」とかいう印象を持たれますよね。シンガポールにもエリアによってそんな概念はあるみたいです。(っていうかエリアによって家賃相場が変わってくるから当然と言えば当然ですが。)

シングリッシュで、洗練された上流階級を表す言葉に「アタス」というものがあります。私のシンガポール人の同僚が、「家賃いくら?」とか「何階?」とか「駅まで近いの?」とか「ベッドルームはいくつ?」とみんなで根ほり聞いてきたことがありました。

シンガポール人の同僚
シンガポール人の同僚

エリカはコンドに住んでるの?アタス~

と言われた後に、

シンガポール人の同僚
シンガポール人の同僚

でも、○○エリアでしょ?それはアタスじゃない。オーチャードとかに住んでたらアタス~

などと言ってからかわれました。笑

シンガポール駐在で家探し!コンドミニアムの選び方解説と駐在妻の住んだ感想のまとめ

今回は、駐在が決まった方向けに、シンガポールのコンドミニアム物件選びのポイントと筆者の経験をご紹介しました。

私のシンガポール在住の知り合いママは、内見を50件くらいしたそうです。妥協しない!という心持ちで。そのおかげもあって、今は満足いくところで暮らせていると言っていました。かたやうちは10件も内見できていませんでした。初めは不安でしたが、満足いく物件に出会えてラッキーでした。

これからシンガポールで物件を探す駐在員のご参考になれば幸いです。

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