「シンガポールでヘルパーさんを雇うことになった!経験がある人を直雇用したい」
というところまでが前回のお話です。
②探し方編はこちら>>>シンガポールでヘルパーさん/メイドさんを直雇用で雇った話【②探し方編】
前のヘルパーさんのお料理>>>シンガポールで雇っているメイドの料理【わが家の手作りレシピ集】
今回は最終回、手続き編!
※なお、あくまで自分の経験を元にお話しするに過ぎないのでその点はご了承ください。ご自身で調べたり、政府のサイトを見たりしてくださいね。なお、契約書関連のご質問はお問合せいただいてもお答えしません。ご了承ください。
ヘルパーさん直雇用:今回の時系列
まず初めに、今回の手続きを時系列でお話しします。
- Day N :オンラインインタビュー
- Day N+1 :家に来てもらう・オファーを出す・パスポートとIDカードのコピーをさせてもらう
- Day N+2 :Transfer Requestを出す(今の雇用主に政府のサイト経由でリクエスト)
- Day N+4 :契約書やハウスルールを説明し、サインしてもらう、保険を買う
- Day N+6 :政府のサイトからIPAを申請する→数時間後にOKが出る
- お仕事スタート当日 :政府のサイトからIssue Work Passの手続きをする
大きく言うと↑このような流れです。
手続きの詳細は、こちらの政府HPに書いてあります。
実際に雇う方はよく読んでみてください。
参考リンク(政府HP)>>>Transfer a migrant domestic worker (MDW) directly to a new employer (mom.gov.sg)
ヘルパーさん直雇用にあたってやった手続き
まず初めに言います!
もし今、イチから直雇用を考えている方がいたら、周りのお友達や同僚の方などに、直雇用の経験がある方がいないか確認してみてください。
そして、アドバイスをもらってください。それが一番手っ取り早いです。
特に、雇用にあたって気を付けることを教えてもらったり、契約書を見せてもらって自分が契約書を作るときの参考にするのがおすすめです。
うちはそういった方が周りにおらず、ああじゃない?こうじゃない?と言いながらやりました(苦笑)
※この点を私に問い合わせされてもサポートできかねますのでご了承ください。そして、あくまでこのブログはご参考までにとどめていただき、この人がこう書いているからという拠り所にはしないでくださいネ。私も抜けているところとかあるかも。
初めて雇用主になる人は研修を受ける必要があります。それも政府のHPで案内があったと思いますが、今回は割愛しますね。
メディカルチェックが必要か確認
多くのヘルパーさんは6ヶ月毎にメディカルチェックが必要です。主に妊娠していないかや病気になっていないかのチェックです。
オファーを出すときやインタビューのときに最後にメディカルチェックいつ受けたかを確認しておくと後でスムーズですね!
現在の雇用主さんへトランスファーヘルパーさんを受け入れたいというリクエストを出す
政府のサイト経由で、現在の雇用主さんへトランスファーヘルパーさんに来てほしいというリクエストを出します。
なので、現在の雇用主さんのemailアドレスが必要!
現在の雇用主さんには、「ワークパスはそちらからキャンセルはしないでね。新しいワークパスが有効になれば今のワークパスは勝手にキャンセルされるはずだから」ということをお伝えしました。
保険
NTUC Incomeのヘルパーさん用保険(ベーシック:314.36ドル)を購入しました。
この中にSecurity Bondも含まれていました。
>>>Domestic Helper Insurance | Buy Online | NTUC Income
こちらはエージェントを通してどこかの保険を買うことになる必要経費との認識です。
契約書の作成
はじめて雇用主となる方は、どんな契約書を作ればいいか迷うかもしれません。
周りにヘルパーさんを雇っている方がいないか聞いて、可能なら見せてもらってそれを参考に作るのがいいと思います。
一般的に、この契約書には、Job scope、Home leaveの条件やTermination Clauseなどを盛り込みます。
うちは、ワードファイル4枚分になりました。
形だけにならないように、ヘルパーさん本人に一つ一つ説明して、本人にもじっくり読んでもらいました。
また、これは必須ではないですが、ハウスルールについても別途書類を作ってAcknowledged(了承しました)の意味でサインをしてもらいました。
(エージェントによってはハウスルールに記載するような内容も契約書に盛り込まれているところもあるようでした。)
うちのハウスルールをちょっと公開すると、こんな感じ。ワードファイル2枚分くらいです。
くどく感じるかもしれないけれど、「料理をする前や赤ちゃんを触る前は手を洗ってね」とか、「髪は結んでね」とか、そういったことです。
あまり多すぎると、げんなりされちゃうよ。
と、夫にも言われ、いっぱい減らし、特に守ってほしいことに関してはハイライトしました。
ヘルパーさんに見せるときは、「あなたはヘルパーの経験がたくさんあって、これまでうまくやってきたということは分かるけれど、家庭によって要望はちがうので、知っておいてほしい。一般的なことも多いけれど、説明するね。」と、契約書サイン時にお話しさせてもらいました。
ヘルパーさんのワークパーミット申請→IPA受取
さぁ、いよいよワークパーミット申請!
1週間以内に結果が分かるとありましたが、なんと2時間以内にIPAが発行されました。
あー、やっと私たちの方のボールを政府に渡した!結果が出るまではやることなしでリラックスしよう~と思ってた矢先、すぐに返信が返ってきて驚き。
ヘルパーさんのワークパーミット発行
ヘルパーさんが働く初めの日に「Issue Work Permit」みたいなボタンをクリックすると、すぐにワークパーミットが発行されます。
確か、それ以前の日にそのボタンをクリックしようとしても「まだその日じゃありませんよ」という表示が出ていたかと思います。
書類手続きだけメイドエージェントを使う場合のコスト
書類手続きを自分たちで期限内に(トランスファー希望日までに)できるか不安だったので、同時並行でエージェントに問い合わせしました。「書類手続きだけお願いしたかったらいくらかで引き受けてくれる?」という内容でです。
とあるエージェントの場合、以下のとおりとのこと。
- Service Fee:500 SGD
- Processing fee: 70 SGD
- Insurance 314.36 SGD
Insuranceがかかるのは変わらない。自分でやるとService Feeはもちろん0 SGDで、Processing fee(ワークパーミット発行時)は35 SGDだったはず。なぜ70 SGDって言われてるのか謎。
ヘルパーさん直雇用にあたりやった手続きまとめ
細かいところはけっこう割愛させていただきましたが、このシリーズで雇用時の流れをだいたいお話しできたのではないかと思います。
関連記事はこちら:
【②探し方編】はこちら>>>シンガポールでヘルパーさん/メイドさんを直雇用で雇った話【②探し方編】
前のヘルパーさんのお料理>>>シンガポールで雇っているメイドの料理【わが家の手作りレシピ集】
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