シンガポールで日本人として仕事してみて思った11のこと(カルチャーショックなど)

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シンガポールで働いたことがある方、働いている方は、何かカルチャーショックを感じることはありますか
筆者はシンガポールでまわりに日本人がいない中で仕事をしてみて、これまで聞いていたシンガポール人の特徴とはかなり違ったので「あれ?」と思いました。
働き始めて2ヶ月くらいたった時の感想メモです。

私がシンガポールで働いたのは1社だけですが、日々感じているシンガポールでの商習慣・カルチャーショックを紹介します

筆者の勤め先は世界中に現地法人があるグローバル企業なので、もしかすると超シンガポールな文化とは違うのかもしれません。
シンガポールの商習慣とは?カルチャーとは?をリサーチしたわけでなく、ここでは筆者が感じたこと・経験したこととして紹介させていただきます。

環境や感じ方はひとそれぞれだと思うのであくまで私が感じた一例です^^

シンガポールで日本人が仕事をして感じたこと11

相手は何を知っていて、どう伝えればいいんだっけ?をキチンと考える

  • 相手はどんなキャラクターか。
  • この人はわからないと質問してくるから、きっとこういう質問が来る。
  • この人たちは実は夫婦。
周囲の人たちはステークホルダーに対しての情報をたくさん共有してくれます。
その情報をもとに、何を準備して、どう伝えたらわかってくれるだろうか・とってほしい行動をとってくれるだろうかということを前もってきちんと考える人が多いです。

非常に実直で仕事が丁寧、Sorryもきちんと言う

ここまで細かいこと気にするか!?というほど、全体的に仕事が丁寧で細かいです。私は、「細かすぎでしょ~」と思う場面もしばしば・・・。
適切な人に質問をすると、丁寧にサポートしてくれます。(適切な人でないと「それはわからない」と素直に言ってくれます。)
ミーティングに1分遅れただけで、Sorry, I am late.と言ってくれます。
何か協力して行わなければならないことがあれば、前もって計画立ててタイムラインを引きステークホルダーと合意をとります。

必要に応じてめっちゃ働く。残業するし休みの日でも働く

日本人は残業代がでるから働くという若い人もいますが、周囲のシンガポール人は残業代は基本出ないのに、仕事が終わっていなかったら夜遅くまで(といっても大体20時くらい。
中には23時くらいまで残る人もたまにいます)働くし、休みの日にも必要に応じて働きます。
その根底にあるのは自分の役割はこれ!というプロフェッショナル意識だと感じます。
今日は予定があるから定時に帰るけど、来週は仕事が立て込むから残業かな等、自分で調整する姿は多々見られます。
また、隣のチームの子(シンガポール人)が、「上司にいつも遅いしもう帰ったら?と言ったら、”上司のほうが早く帰るなんてできないよ”って言われたよ」とのこと。冗談で言ったのかもしれませんが、そういった考え方をする人もいるのだなと思いました。
ちなみにその上司はマレーシアから来たPRビザの人です。
私のボスは朝7時くらいに来て早いときは16時半くらいに帰ります。でも、メールやチャットをしたら急ぎのことなら夜中でも週末でもだいたい返信してくれます・・・。

何のためにこのタスクするんだっけ?を振り返る

これはできている人とできていない人がいますが、あるタスクに取り掛かるときに、
これってそもそも誰のためになんでするんだっけ?必要だっけ?というのをきちんと振り返る人が多いです。
対して日本人は教えられた通りにやろうとする人が多い印象なので、見習いたいところです。

ボスは部下を放置。ただし、助けを求めたら助けてくれる

これは私のところだけかもしれませんが、重要な場面でも勝手によきにはからってやっておいてね、スタイルのボスです。
ただし、助けを求めたらきちんとサポートしてくれます。
シンガポール人の同僚と話していると前職はかなりのマイクロマネジメントなボスだったという話をする人もいたのでマネジメントスタイルは日本同様多様なのかなと想像しています。

角が立ちそうなことをこっそり個人的にフォローする

頼みたくない相手や角が立ちそうなことがあった後に、「あなたがこういう立場なのはわかってるんだけれど、私もこういう立場でお願いしたの。もし難しかったら他の知ってる人を紹介してくれるだけでもいいから。」とチャットしたりすると相手が好意的に動いてくれる場面がありました。
逆に、他の人からは「今立て込んでいて、こんな状況なんです!うちのボスがこれもこれもしてって言ってきて・・・」等こっそり相談されたり。
根回しのような感覚かもしれませんが、個別にフォローを丁寧にする人が多いし、そうすることで物事がスムーズにいくこともあると感じます。

相手がこれをしないならうちはこれをしないという駆け引きをする

ポジティブに言うと、目的に応じて合理的な手段をとる場面もありました。

長期の休みは割と取りやすそう。でもバックアップ体制は甘いかも

年に1回は1週間の休みで海外に行く人がたくさんいます。

他にも、男性は定期的に2週間ほど軍隊に従事する時期もあるので、ポコッとだれかがいなくなるのにはけっこう皆慣れている感じ。

しかし、その部分のバックアップはあまり考えられていない場合もあるので単純に仕事が止まることがあります。

多様な家族構成や家の事情を受け入れる人が多いと感じる

子どもや介護が必要な人が家族にいる場合の周囲の理解は日本より進んでいると感じます。

子どもが熱を出して突然休むパパ、足を痛めたと学校から電話があったと急に帰るママ、17時半に会社を早足で出て子どもを迎えに行くパパ etc. 短期間に色々な人の家庭の事情に対応する姿を見かけました。

また、先日は介護が必要な人やウツの人が家族にいる社員が集まるケアギバーのミーティングにも参加してみました。

なんとシンガポール人の7人に1人は一生のうちに一回ウツになっているというデータがあるそうで(データ元はわからないので申し訳ないですが。)

ケアギバーミーティング自体はその家族の不安や自分の事情を話すことで本人の精神的な負担を緩和させたり、周囲の理解を深めることを目的としていたようでした。

引継ぎ書がなく困った

前任者からの引継ぎは1ヶ月ちょっとで、引継ぎ書もなく、引継ぎもちゃんと行われず、困りました。

「グローバルで統一されているから、やり方はあなたが知っているやり方といっしょのはずよ」と言われて、確かに大きなプロセスは自分が知っているものと変わらない。

でも、引き継いだデータファイルたちは値貼り付けばっかり。どこを参照してこの数字になっているか分からない!!

引継ぎ書の内容は「これをすること」「ファイルはここにある」という内容の2ページのワード。

何のためにどうやってそれをすればいいか、誰に送ればいいかが分からず、非常に属人化したやり方で仕事が行われていて初めの数か月は途方にくれました。

夜20時頃、2ヶ月早く入社した同僚がとなりでファイルと向き合っていて、「まだ帰らないの?」と声をかけると、「これをやらなきゃいけないんだけれど、先月のを見てとりあえずやってみてと言われたんだ。でもさっぱりなんだ」と言っている子がいました。

どうやら引継ぎをする人は忙しすぎてその子をフォローできていなかったみたいです・・・。

引継ぎ書のようなものが無くてとりあえずやってみて!と言われて困っているのは私だけではないのかと思いある意味安心しました。

仕事中にSNSをけっこう見る

20-30代の女性に多いのですが、就業中でもSNSを見て普通にSNSについて話したりする子がいました。リラックスした雰囲気です。
また、小話・雑談もそこそこします。(日本でも普通にすると思いますが)

余談:自分の担当じゃないことは我関せずの職務分担社会?

よくシンガポールでのカルチャーショックについて見かけるのは、分担制で「自分の担当じゃないことは知らない」という態度にカルチャーショックを受けるというコメントです。
これは、シンガポールに限らず、欧米の企業にもよく見られる態度だと考えます。以下は筆者の解釈です。
どうしてこうなるかというと、無責任というわけではなく、一つはジョブスコープが決まっていることによると思います。
・ジョブスコープ外のことは断ることでジョブスコープ内のことに集中できる。
・ジョブスコープをもとに個人の目標を立てているので、ジョブスコープとあまりにかけ離れたことをしても評価されない場合がある。
ジョブスコープ以外のことをするとボスに叱られる場合がある。

筆者も新入社員時、一社目の外資系(ヨーロッパ)の会社のときに叱られた経験があります。そのとき上司に言われたのは、

それはお前の仕事じゃない。専門の担当者どうしにやらせたほうがスムーズにいく。助けたい気持ちはわかるけれど、自分がわからなかったらわからないで終わっていい場合もある。

なるほどなぁと思い、私はそれからというもの「これは担当じゃないのでこちらの担当に聞いてください」「私は担当じゃないけれどここにマニュアルがありますよ」などを(よくも悪くも)遠慮なくいうようになりました。もしかすると相手に冷たいと思われていることもあるかもしれませんが、逆切れされたことなどはありません。
小さいことならパパっと自分で拾ってやってしまうこともあります。
しかし、気軽に引き受けてしまうと、私がするのが普通のようになります。
結果、例えば後任者が来た時などは「だれだれさんはやってくれていたのに後任者はやってくれないの?あなたの部署でやるものなんじゃないの?」となると軌道修正が大変に感じになるのです。
だから、できるだけ気軽に引き受けないようにしています(苦笑・・・)
この辺のやり方は会社の雰囲気を読む必要があるのかなと感じています。

さいごに

今回は、シンガポールで日本人として仕事をしてみて思った11のことをご紹介しました
私は全然仕事ができる方じゃない若年者なので(若年者は図々しいかもしれませんが)、もっとできる人から見たら、これはこういうことだよ!など他の見方があるのかもしれません。
また、働いている勤め先や部署・役職によって企業文化は様々だと思いますが、参考になればさいわいです。

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