賛否両論あると思います。ディズニー英語システム(以下、略してDWE)をフルパックで購入(90万円くらい・・・)した話をします。
この記事を読んでくださっている方は、「海外暮らし中なのに、何で?」と思うかもしれません。
今回は、以下について話します。
・2週間DWEを使ったときの効果
・DWEの教材にその価格の価値があるか
バリバリインターに行ってる子やペラペラの子たちがシンガポールにごろごろといる中で、この記事はとっても恐縮なんですけど、正直に話しますね。
ちなみに、筆者はTOEIC900点以上、今となっては外国で暮らす上で英語にそれほど苦労しませんが、そうなるまで苦労しました。
ネイティブではなく、英語を”勉強して”使えるようになった目線からもこの教材をレビューします。
娘が使っている様子。録音機能を面白がって使ってます。
私もやってみました。大人がやってみても、自分の発音の直したいところを見直せます。
それでは本題に行ってみましょう!
ディズニー英語システム(DWE)との出会い
私がDWEと出会ったのは4年前。2018年に長女を出産してほどなくしてでした。
幼少期の英語勉強法そのものに興味があった私は、DWEのお試しを好奇心から申し込みました。
お試しの内容は、【家に営業の人が来てくれて、DWEを体験できる&ミッキーのパペット人形がもらえる】というものです。
そこで、「この教材、欲しい!!」となりました。
が、その場では決めきれず、「夫と相談して決めます」とお伝え。
理由はその値段。決して安くはないんです。ワールドファミリー・パッケージは税込み88万3,440円。
結局、夫にもなんとなく相談せず、お断り。
4年越しにディズニー英語システム(DWE)を購入した理由
ディズニー英語システム(DWE)を購入したきっかけ
長女は今年4歳。シンガポールのローカルスクールに通い、昼間は英語(ちょっと中国語も)+日本語の環境で過ごしています。
言語の理解度でいうと、日本語>英語って感じ。
日本語の絵本が好き&しまじろうのちゃれんじのおかげ(?)で日本語力がとてもついてきたと感じる一方で、日本人のお友達が増えたのもあってか、以前より英語があまり伸びていないと感じていました。
そんなとき、夫が「しまじろうのちゃれんじ、いいよね。勝手にひらがなを書く練習もどんどんしてくれてるし。しまじろうのちゃれんじの英語バージョンってないのかな?」
私は、この時ふと思いました。ディズニー英語システムをおススメしてみようかと。
そして、こんなのあるよ、と夫に紹介。
夫も興味津々。
4年越しにディズニー英語システム(DWE)を購入した決め手
結論からいうと、DWEの購入を決めた理由は主にこの2点。
2) 2021年生まれの次女にも使えると思った
どういうことかお話しします。
1)DWEの教材そのものが良いと思った
英語ができる人は、「例文を頭の中にたくさん蓄えて、それを引っ張り出して組み替えながら話している」というのが私の理解。
これまで、素人なりに英語の教材を自分の目で見てきて、例えば・・・、
- Youtubeのナーサリーライム(Babybus)なども、たくさんのきれいな文章とそれに合わせた動きをアニメで視れて、とてもいいな
- 言語ラボラトリーの絵本を使った英語勉強は、本になるくらいきれいで(たまに)詩的な英語に触れられて、シャドウイングしながら自分のものにするってやり方もいいな
と、これもいいな、あれもいいなと思っていました。
ただ、「限られた場面や言い回ししか学べなず、インプットの量は多くないな」と感じていました。
そこで出会ったのがDWE。DWEの教材は、
体系だった良質な構文をたくさんインプットできる!
と思ったのです。
絵本や歌など、「既にあるものを教材として使うのではなく、学習のために作られた教材」というところがポイントです。
非ネイティブにとっては習得が難しい、
- 冠詞 (a, an, theなど)
- 副詞 (in, onなど)
- 三単現のs
- 時制
などを、たくさんの例文をインプットしてくれて、カリキュラムに乗っていけば高校2年生レベルくらい(仮定法過去など)まではカバーできる。
これを、楽しくできるなんて素敵!と思いました。
2)2121年生まれの次女にも使えると思った
シンガポールにも、色々な英語勉強法があるのだと思います。それこそネイティブの家庭教師をつけたり、そういったことに強い学校に通わせたり。
ただ、うちは駐在ファミリーなので、次女が大きくなるまでに日本に帰る可能性が大。
長女に関しても、今は英語が好きだから勉強しているわけでなく、「先生が英語しか分からないから英語を使う」のように、必要だから使う感じで、必要なくなったらすぐに忘れそう。
普通の日本の保育園や小学校に入れたら、英語の継続的な勉強は難しくなるかな・・・?と思っています。
そんな中、DWEが軌道に乗っていれば学習を継続していけるかも!と期待。
2週間DWEを使ったときの効果
今は、
・Play Alongと呼ばれるブルーレイに沿って赤ちゃんと4歳とで遊ぶ
・ブルーレイで歌っているアニメを視る
・ブルーレイでお話を楽しむ
ということをしています。
タッチペンが2種類あって、一番重要なハットをかぶったミッキーのタッチペンを何と日本に置いてきてしまいました(涙)もう大失態すぎてまたすぐ一時帰国したいくらいですが、ひとまずこっちに持ってきたものを使っています。
2週間たち、4歳の長女にはこんな効果がありました。
- What’s in your basket, Minnie Minnie? What’s in your basket, tell us please?の歌をうたう
- 「ミニーのバスケットに何が入ってるか知ってる?ゆうちゃん知ってるよ、ABCだよ。」など、ストーリーについて日本語で教えてくれる
- Mickey mouse has a dog and his name is Plutoの歌をうたう
- Round and round and round in the roomの歌をうたう
- Mickeyになりきって、私に英語で話しかけてくる(ロールプレイをする)
ヘルパーさんがいなくなってからは長女が家で英語に触れる機会はめっきりなくなっていました。
これまで長女は、(ママとは日本語で話すと決めていて?)私と英語を話すのを嫌がっていたので、私とも英語を話す機会を設けられてよかったのかな、と思います。
0歳の次女は、まだそんなに興味を示していないみたい。せっかくだからこれからミッキー好きにしたいです。
ディズニー英語システム(DWE)教材にその価値があるのか
フルパックで100万円近い教材ですが、2つの角度から見てみたいと思います。
①日本で英会話学校に通わせることと比較して。そして、②他の似た通信教材と比較して。
まず、①日本で英会話学校に通わせることと比較します。
DWEはだいたい10~11歳で卒業する(最後まで終わらせる)人が多いみたいです。
月5,000円のところに子ども2人を10年間通わせる場合を考えてみると、
10,000円x12か月x10年=1,200,000円
DWEの会員費、英会話学校(仮)の教材費、英会話には0歳から通うわけではない、などの変数を加味してもDWEの料金と英会話の料金はどっこいどっこいという印象でしょうか。
次に、②他の教材と比較します。
しまじろうの英語やABCマウスや七田式など世の中にはいろいろあるのですが、
DWEみたいにこのかわいいキャラクターで、ここまで体系だって作られている教材にまだであったことがありません。
もしかすると、他の企業さんが50万円で同じような内容を出すこともできるのかもしれません。
ただ、今のところDWEの競合になりうるものが無いように感じます。(あったらすみません(汗))
したがって、希少性という意味で、この金額でも仕方がない・・・という考えに至ります。
ディズニー英語システムに期待すること
DWE教材に期待することは、ずばり、「子どもに楽しく英語を学んでもらうこと」です。
好きこそものの上手なれだと思うのです。
英語ができるようになれば、
旅先で気軽に友人を作るハードルは下がるし、
色んな文化をもっと楽しめる可能性が広がるし、
日本語の何百倍もの情報を本やインターネットから取りに行けるし、
お仕事の幅も広がるかもしれないし・・・。
という、親としての淡い期待を胸にいだいています。
(別に必要ない人生を歩むかもしれないけれどもね!)
さいごに
人によっては、こんなものにお金をかけて・・・と考える人もいれば、
これくらいの金額で騒いでる場合じゃないよ、うちはもっとすごいよ!という人もいると思います。
私は決して教育ママではなく、田舎育ちでのんびり派です。
それもあってか、こういう学校に行かせたい!とか、こういう教育をさせたい!とかはぶっちゃけると特にありません。
ただし、言語に関しては人生をより豊かにするきっかけになると思っています。
たかが英語、されど英語です。
本当に内容のある話をする人には通訳をつければ済むし、今後はとっても便利な自動通訳アプリが出てくるかもしれません。
でも、私は、「あなたのRは変よ。発声できないんでしょう。」とドイツ人の同級生に言われながら自分の発音を矯正したり、
「Lってどうやって発音するんだろう、なるほど、ニコッって口を横に開いて舌を上(アルビオラ)にべったりつけるのか」とアメリカ人の先生の口をじーっと見たりしながら習得する過程で、
母語じゃない言語を自分のものにする楽しさを感じてきました。
なんだか、血が通った人間が言語を学ぶことが100%なくなってしまうのは悲しいし、そうはならない気がしています。
そんな生の人間同士が言葉の壁を越えてやりとりをするきっかけを、娘たちにもプレゼントできたらな、と思います。
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